4号室 矢野佑貴さんに訊いてみました
15歳
2, 影響を受けたアーティスト、人物は誰ですか?
何人でもお答え下さい。現在、気になっている作家は?
David Lynch
3, どのような経緯でアートネアートスタジオに入居されましたか?
学部二年の頃アトリエを探していた際、芸大で担当助手だった
4, 現在、どのような作品を作って、または描いていますか?
それをどのような場所で発表されていますか?
ポストモダンの思想に影響を受けて制作。
東京藝大博士在学中なので、藝大内、個展、グループ展にて作品発表し
5, 自分史上、これまでの最高傑作、
気に入っている作品はどのような作品ですか?
芸大学部卒業制作の「うぶすな」 2016
6, 作品を制作するときに使用する材料についてお聞かせください。
アクリル絵の具
7, 毎日の生活で好んでやっているルーティンは何ですか?
制作に入る前に行うルーティンはありますか?
特にない
8, これからどのような作品を作っていきたいですか?
時代をあらわすような作品をつくりたい
9, あなたにとって、アート、芸術とは?もしくはそれらと
共にある生活について聞かせて下さい。
ものごとをより詳しく観察するための媒体
( 略歴 )
2022 Growing up in a greenhouse(個展)
絵画の筑波賞 優秀賞
2017 VOCA展2017
2016 台東区長賞
O氏記念賞
第二回目の間伐材の裁断作業をしました
4号室 ポレポレの皆さんです
今回はスタジオの4号室で制作活動されているグループポレポレのご紹介をします。
ポレポレの皆さんは、2010年6月より利根町で活動している油絵グループ光龍会の
有志11名で活動を始め、現在は6名で活動されています。
笑い声が絶えない皆さんの仲良しの秘訣は?
グループ名「ポレポレ」がスワヒリ語で「ゆっくり」を意味する言葉通り、
メンバーの全員が、ゆったりと一緒に過ごす喜びを噛みしめながら活動
しているからだそうです。
家以外の場所で気の合う仲間に出会えて嬉しいというポレポレの皆さんは、
絵を描く以外にも、一緒に展覧会を観に行ったり、菜園で花や野菜を
育てたり、アトリエの楮を使って和紙の絵葉書を作ったりしています。
それでは、ポレポレの皆さんのお気に入りの作品や好きな作家などについて
お一人ずつ伺ってみました。
まずは、グループのまとめ役の森谷さんの作品とコメントです。
小学生の時に褒められたことを思い出し、50歳から本格的に
絵を描き始めた。もうすぐ30年になる。
現在は目に見える姿をただ写しとるのではなく、自然の本質に迫り
その姿と美しさに肉薄できればと思いながら制作している。
いつも笑顔で物静かな森谷さんの好きな色とアーティストは?
セルリアンブルー、佐伯祐三、野見山暁治
渋いですね
お二人目、坂本さんの作品です。
空気感、臨場感にこだわったこの絵は、
父が亡くなってまもない頃に彼岸を想い描きました。
構図が単純ながらも力強い説得力に満ちているのは、まだ油絵を始めた頃だったのが理由のようですね。好きな作家や色はなんですか?
三岸節子やエゴンシーレ、オリーブグリーン
やはり、坂本さんは「彼岸花」の絵のように情熱的な渋好みですね。
三人目、佐野さんの作品です。
佐野栄美子「日没」油彩、F60号、2016年
知的な具象画を描かれる佐野さんにお話を伺ってみました。
絵を描くことは生きがい。
好きな色はブルーグレー、グリーン系、
コローの絵に使われている色。田中一村などの
具象画が好き。小学校3年生と高校の美術部の時に
絵の魅力にハマるきっかけがあった。モチーフ対象を
忠実に描く中に少しでも自分の個性が表現できれば
と思いながら制作している。
四人目、渋谷さんです。
パステルカラーやグレーが好きで最近は古いものや壊れかかった
ものなどに魅かれて描かれています。
やさしい雰囲気そのままのお人柄が絵に表れている渋谷さんは、いつも
花をテーマに描いています。40代の頃に年をとっても続けていられる
何か、と考えた際に憧れだった油絵を描いてみたいと描き始めたそうです。
好きなアーティストは?
和田英作、アンドリュー・ワイエス
やはり、美しく優しい絵を描く画家がお好きなようです。
五人目の丹羽さんです。
丹羽千賀子「困惑する」1/3 油彩, アクリル, F50号
絵を始めた動機は、中学校の美術の時間がとにかく楽しかったから。
藝大取手の夏季公開講座「現代美術の楽しみ方」がきっかけで
絵画教室に入った。光龍会に入って約30年になる
才女なはずなのにどこか天然でユニークな丹羽さんですが・・・?
この場所は、刺激的でストレスが発散できる場所。
支持体の上では何をしても他人に迷惑をかけず思うがまま我儘に
振る舞えるのが、自分にとっての絵を描く意味、理由だ。
そんな過激なお答えが返ってきました。
好きな色はブルー、グレー、
好きな画家はロスコ、李禹煥、エゴン・シーレ
最後にブルーのグラデーションが美しい六人目は、福島千恵子さんです。
福島千恵子「碧」アクリル, M100号, 2015年
幼児期から折り紙やクレヨンなど色彩豊かなものが好きだった。
高校生の時に美術の先生から入部を勧められ絵を描くことが
好きになった。絵を描いているときは、素の自分と向き合える、
固定観念に囚われず色彩を重視しながら自由に描いてゆきたい。
のびのびとした絵を描く福島さんの好きな色、作家は?
ブルー、ルドンの「グラン・ブーケ」、横山操
とても素敵な青色の作品ですね。
以上、白一点の森谷さんを囲んで、
集まると明るい笑いの絶えない4号室、ポレポレの皆さんに
興味深いお話をたくさん伺いました。
武者小路実篤の「仲良きことは美しき哉」という言葉を思い出しました。
本日はありがとうございました。
撮影/文 椎葉
楮の皮引き作業、白くなるまで引く 2021年 第3回目
今回はスタジオメンバーの織田茂雄さんのご紹介をします。
アートネアートスタジオのブログ
by blog-aas
カテゴリ
文間楮 利根町で育てる紙ノ木展覧会のお知らせ
イベントのお知らせ
月例会
壁塗り
草刈り
お知らせ
asako shiroki
akira yasuda
masaking
Member
以前の記事
2022年 09月2021年 11月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 11月
2020年 09月
2020年 01月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 03月
2015年 11月
2015年 09月
2011年 05月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月